木目の正体

皆さん、こんにちは😌

寒い日が続きますね🥶

新型コロナウイルスへの対策は

風邪や季節性インフルエンザ対策にもなります💪

こまめな手洗い・マスクの正しい着用・「三密」(密集、密接、密閉)を避けて過ごして下さいね😉

 

さて、写真のような木目の模様があるコンクリートを見たことはありませんか❓



コンクリートに直接絵を描いているわけではありません🙅‍♀️

これは、杉板本実型枠(すぎいたほんざねかたわく)コンクリート工法といい、

浮造り(うづくり)加工と呼ばれる、「木材の表面の凹凸を浮き立たせる表面加工を施した杉板」を型枠として使って

コンクリートの表面に木目を付けています🔨

 

浮造り(うづくり)加工とは、木材の表面をブラシで削ることで

木材の硬い部分(=冬目)は残り、木目の柔らかい部分(=夏目)は削り取られた表面加工のことをいいます。

 

本実(ほんざね)とは、板の側面につけた凹凸加工のことをいいます。

本実加工は様々な加工方法がありますがそれは割愛で😅

 


杉板本実型枠(すぎいたほんざねかたわく)コンクリート工法の特徴ですが、

 

○今使われている「コンクリートパネル」が無かった時代に用いられていた

○無機質なコンクリートに木目の自然な表情が付く

○材質や木目の形状によって浮造り(うづくり)加工の深さが異なる

○型枠を外すときに、材料が割れたり木目が埋まるので一度きりしか使えない

 

等があります💪



コンクリートの打放しに木目を付けるには、コンクリートパネルではなく杉板を使う必要がありますので

技術もコストもかかる代物なんです💦

見栄えのいい仕上がりにするためには丁寧な作業が求められるので、大工さんの腕の見せ所ですね😤💪

 

それでは、ご安全に💪🔥