型枠大工とは
鉄筋コンクリート造の建物を造るために必要なものがいくつかあります。
「コンクリート」、その中に入る「鉄筋」、そして、そのコンクリートの型を造る「型枠」です。
コンクリートはもともと液体状であり、「型枠」の中に流し込んで固めます。
「型枠」がなければ、街中でよく目にするマンションや学校、高速道路や鉄道の高架などの固まったコンクリートの形にすることができません。
私たちの仕事は、その形を造り上げるための「型枠」を組み立てる仕事です。
仕事の流れ
1.ひろい出し・加工
施工図のデータを基にCADを使い、加工場で「型枠」の加工をします。
加工帳を作成し、パネルソー・釘打ち機等を使い、完成したら現場へ運搬します。
建物の形状によって、加工した材料の形は様々です。
2.「型枠」組立
加工した「型枠」を加工帳と施工図を確認しながら組み立てます。
3.コンクリート打設
組み立てた「型枠」にコンクリートを流し込みます。
※コンクリート打設するのは土工さんの仕事です。この時、打設に立ち会いながら「型枠」の精度の確保に努めます。
4.「型枠」解体
流し込んだコンクリートが固まったら、「型枠」を取り外したあと、仕上げ工事に移行します。
※解体作業をするのは、型枠解体の専門職「型枠解体工」が行います。